2021〜22年度 クラブ方針
RIテーマ
「奉仕しようみんなの人生を豊かにするために」
国際ロータリー会長 シェカール・メータ
2700地区メッセージ
「取り組もう基盤強化と超我の奉仕」
国際ロータリー2700地区カバナー 貫正義
久留米ロータリークラブ方針
“ロータリーの心と原点を大切にしよう”
久留米ロータリークラブ会長 黒岩延峰
私はこの久留米ロータリークラブは素晴らしい魅力があると思っています。平成8年1月5日入会した当時は久留米市を代表する各界のそうそうたるリーダーが当クラブに所属され、それぞれのメンバーはもちろん歴史のあるクラブ自体が眩いほど輝いて見えました。光栄にも入会させていいただいたことが昨日のように思えます。入会して25年が経ちましたが、年月ばかりが過ぎ去り、浅学菲才の身では今年のロータリーのテーマについて考えも及びません。そこで先達のパストガバナー(2005~6年度)で当クラブに所属(現在福岡西RC在籍)されていた廣畑富雄氏の著書「ロータリーの心と原点を大切にしよう」からそのままのテーマを頂きました。
廣畑パストガバナーの2006年4月の2700地区大会ガバナー講演「ロータリーの心と原点を大切にしよう」の末尾で創始者のポール・ハリスと日本のロータリークラブ2代目ガバナー井坂孝氏の言葉を引用されています。(「ロータリーの心と原点」107、108頁)
『ロータリーとは何か?ポール・ハリス』
『ロータリーとは何か、何千人のロータリアンに聞けば、何千通りの答えが返ってくるだろう。しかし、もしロータリーが、より寛容で、より他の人の良さを認め、より他の人と楽しく交わり、助け合うようにし、人生の美しさと喜びを、発散し伝えるようにしてくれるなら、それが我々が求めるロータリーのすべてである。それ以上ロータリーに何を求めることがあろうか。』
『井坂孝 2代目ガバナー』
『群居の状態を良くするためには、各人が人のために役立つということを考えなければなりません。人のために役立つという事は、英語で言うサーヴィスserviceでありましょう。ロータリーは、サーヴィスserviceを以って、人間活動の根本観念にしたいという運動です。』
そして、廣畑PGは続けます。「サーヴィスは思いやりの精神といえます。身近なところから始まる。家庭から、職場から始まるものでしょう。もちろん地域社会に対するサーヴィス、発展途上国の社会に対するサーヴィスも否定するものではありません。」そして、「ロータリアンの間の友情と、それからこのサーヴィスserviceの観念、この2点が重要である」とおっしゃっています。
また、サーヴィスserviceの観念について2740地区1995~96年度PG佐古亮尊(さこ りょうそん)氏はアーサー・フレデリック・シェルドンのいうサーヴィスServiceの意義を「私的利潤の追求と社会的責任の追及の調和」すなわち「利己と利他とを調和させる精神世界のこと」そしてそのことはロータリーの親睦を通した自己啓発のなかで体得していくものであることから「自己研鑽、自己改善のこと」と定義されています。(佐古亮尊著「ロータリーの森を歩く」216頁)
ところで、私の父が人生の師として尊敬していた株式会社TKCの創設者であり、TKC全国会の初代会長の飯塚毅氏は日本天台宗の開祖、最澄伝教大師の主著「山家学生式(さんげがくしょうしき)」の解釈から「自利利他」を「自利とは利他をいう」と解釈しました。そして「自分の利益とは、他の利益を実現することにある」といってもよいとして、「顧問先のために、己を忘れて全力を挙げて奉仕することが、会計人の本来の利益であり、会計人の本来的な原点でなければならない」と言っています。(飯塚毅著「物凄く伸びる会計人」165頁) このことは、いかなる職業にも通じることであり、まさしく「サーヴィスservice」そして、「超我の奉仕service above seif」そのものに合致するのではないかと思います。
重点施策
1. 社会奉仕活動として
有馬豊氏久留米入城400年記念事業への後援
2. クラブ奉仕・職業奉仕活動として
(1) 年間を通して「Service」について学ぶ
(2) 新入会員のためのロータリー情報委員会主催研修会の開催
(3) 友愛を深めるための親睦の機会の充実
持出し例会、月見例会、お花見例会、家庭集会の開催
(4) マイロータリーの登録100%
(5) 当クラブ70周年への準備会議の創設